ご挨拶
岩見沢学童野球クラブ設立にあたり、様々なご理解、ご協力、そしてご尽力いただきました皆さん全てにこの場をお借りしまして、心から感謝申し上げます。
誠にありがとうございます。
そして、選手の皆さん、入団してくれてありがとう、これからの選手一人一人の健闘を心から期待しています。
選手含め保護者の皆さんと2つのことを共有したいと思います。
1つ目は、このチームの発足の目的の共有です。
北海道には179市町村あります。この179市町村の小学生の中には、チームに入って野球をやりたくても町村内に野球チームがない市町村も出てきています。
このチームを立ち上げさせてもらった一番の目的、根底にあるのは、岩見沢で生まれ育った子どもたちに野球をやる環境を作る、残してあげたいという想いです。環境は、子どもの可能性を伸ばすこともあれば、それを奪う可能性もあります。このことを保護者の皆さんに共有していただければ幸いです。
2点目は、お子さんに野球をさせている目標ではなく、目的の共有です。
最大の目的は、お子さんたちの「自律」です。自律した子どもを育てるために野球を通して判断力と感謝する力を身につけてほしいです。
「自律」とは自分の精神的・身体的コントロールです。我慢や相手に対する気配りなど、様々な状況判断ができる大人への成長を願っています。
野球は常に判断とそれに伴う意図を持ったプレーの連続で、それが必要となってきます。野球には、これらのことが凝縮されていると言っても良いでしょう。
最後になりますが、岩見沢学童野球クラブ設立は出発点でもあり、通過点でもあります。この通過点に一緒させていただいた保護者・選手・関係者の皆様に10年後、20年後・・
このチームの想いを次の世代へつなげていく機会がありましたら、またその次の世代の方たちへボールを渡してもらえたら、うれしい限りです。
代表理事 坂下 賢一